
MES × 設備データ統合
Excellent MESと
FIELD system Basic Packageの連携
Excellent MES (EXC-MES)は、FANUCのFIELD system Basic Packageと連携し、
製造設備から収集したデータを生産管理につなげます。
製造現場のリアルタイムな可視化と、設備データの有効活用を支援します。
製造現場の課題
製造現場における設備データ統合の課題
製造現場では、異なるメーカーや世代の設備が、さまざまな通信プロトコルで稼働しています。データが設備やシステムごとに分散し、継続的に活用するための共通基盤を構築しにくいことが課題です。
複数設備・通信プロトコル
CNC、PLC、検査装置、自動化設備では、データ形式や通信方式が異なり、設備接続と統合が複雑になります。
現場データの分散
設備状態、工程パラメータ、品質、エネルギーなどのデータが設備ごとに分散し、一元的な収集・管理が困難です。
設備データと生産管理の分断
設備データが製造指図、工程、品質、設備管理情報と連携されておらず、リアルタイムな把握や分析が難しくなります。
ソリューション概要
FIELD system Basic Packageによる製造現場データ統合基盤
FIELD system Basic Packageを製造現場に設置し、異なる設備を接続して稼働データを一元的に収集します。収集した現場情報をEXC-MESや各種上位システムへ送信し、継続的なデータ活用を支える基盤を構築します。


オンプレミス構成による迅速な導入
専用アプライアンスにソフトウェアをプリインストールし、工場内ネットワークで運用できます。初期設定や導入時の負担を抑え、スムーズな立ち上げを支援します。
複数の通信プロトコルに対応
FOCAS、OPC UA、MTConnect、Modbus/TCPに対応し、FANUC CNC設備との接続にも柔軟に対応します。
現場データの一元収集
設備状態、工程パラメータ、アラーム、エネルギー消費などのデータを一元的に収集し、データの分散を抑えます。
MES・上位システムとの連携
標準インターフェースを介して、設備データをEXC-MES、ERP、BIなどへ送信し、管理や分析への活用を広げます。
連携アーキテクチャ
設備データから生産管理までをつなぐ階層型連携アーキテクチャ
FIELD system Basic Packageは製造設備と接続し、現場データを一元的に収集します。
EXC-MESは、収集したデータを製造指図、工程、品質、設備管理と連携し、さらにERPやBIなどの上位システムへつなぐことで、現場から上位システムまで一貫したデータフローを構築します。
04|上位システム層
ERP
BI
データ基盤
ERP・BI・データ基盤との連携
生産計画、マスターデータ、製造情報、分析データを連携し、業務管理や意思決定を支援します。
↕ 生産計画・マスターデータ・製造情報・分析データ
03|生産管理層

EXC-MES
製造指図管理
工程管理
品質管理
設備管理
設備データを製造指図、工程、品質、設備管理と連携し、リアルタイム監視、進捗把握、異常対応、設備保全を支援します。
↑ 現場データの送信と生産情報の紐付け
02|データ統合層

FIELD system Basic Package
設備接続
データ収集
データ送信
複数の通信プロトコルで製造設備と接続し、設備状態、工程パラメータ、アラーム、エネルギーデータを収集してEXC-MESへ送信します。
↑ 設備接続とデータ収集
01|設備層
CNC
PLC
ロボットアーム
センサー
検査装置
各種の製造設備、自動化設備、現場のデータソースと接続します。
生産管理への活用
設備データを活用した4つの生産管理
FIELD system Basic Packageは、設備状態や工程データを継続的に収集します。
EXC-MESは、収集した現場情報を生産プロセスと連携し、リアルタイム監視、品質トレーサビリティ、設備保全、工程分析を支援します。

リアルタイム生産監視
生産進捗と設備状態のリアルタイム可視化
設備状態、生産進捗、異常情報を一元化し、現場担当者による生産状況のリアルタイムな把握を支援します。
品質トレーサビリティ
工程パラメータと品質記録の紐付け
設備の加工データを製造指図、工程、検査結果と紐付け、製品と製造工程の履歴を一貫して記録します。
設備保全
設備異常と保全情報の管理
設備状態、アラーム、保全情報を記録し、保全計画を支援するとともに、突発的な設備停止のリスクを低減します。
工程分析
工程・生産パフォーマンスの分析
加工時間、設備稼働、生産実績を組み合わせ、工程改善や生産ラインのパフォーマンス分析に活用できるデータ基盤を整備します。
導入効果
設備と生産システムを連携する3つの効果
FIELD system Basic PackageとEXC-MESを連携することで、正確な現場データを生産管理へ継続的に反映できます。手作業による情報収集やシステム間の確認作業を減らし、将来のシステム拡張にも対応できる基盤を構築します。
01
情報の一元化
迅速な情報把握と異常の早期発見
設備、生産、品質に関する情報を一元化し、複数のシステムや帳票を確認する手間を削減します。現場担当者による状況把握と異常の早期発見を支援します。
02
データの一貫性
信頼性の高い製造データ基盤
現場データを自動的に収集し、製造指図や工程情報と紐付けます。手入力によるミスを減らし、データの完全性と一貫性を高めます。
03
柔軟な拡張
段階的な導入とシステム拡張
現場データの収集とEXC-MES連携から導入を開始し、運用ニーズに応じてERP、BI、データ基盤などの上位システムへ段階的に連携範囲を広げられます。
適用シーン
品質・安定稼働・データ管理を重視する製造現場
精密加工や設備集約型の生産ラインから、多ライン・エネルギー集約型の製造現場まで、FIELD system Basic PackageとEXC-MESの連携により、設備データを生産プロセスへつなげます。
自動車・精密部品製造
品質管理と生産トレーサビリティ
加工データと検査結果の紐付け
マシニングセンタや検査装置から現場データを収集し、EXC-MES上の製造指図、工程、品質記録と紐付けます。異常ロット、加工条件、検査結果を迅速に追跡できます。
管理効果:品質問題の特定と追跡を迅速化し、データ検索や手戻りにかかる時間を削減します。
電子・設備集約型製造
設備の安定稼働と保全管理
設備状態とアラームの一元可視化
主要設備の稼働状態、アラーム、生産データを継続的に収集し、EXC-MESの設備情報や保全記録と連携します。設備点検や予防保全を支援します。
管理効果:突発的な設備停止による影響を抑え、生産ラインの安定稼働を支援します。
多ライン・エネルギー集約型製造
エネルギー情報と工程分析
設備エネルギー使用量と生産実績の連携
設備や生産ラインのエネルギーデータを収集し、EXC-MES上の製造指図、工程、生産実績と紐付けます。設備、製品、生産期間ごとのエネルギー使用量を比較できます。
管理効果:エネルギー消費の異常や改善機会を把握し、エネルギー管理と工程改善を支援します。
導入プロセス
設備評価から本稼働までの4ステップ
製造現場の設備条件と生産管理要件に基づき、設備接続、データ検証、EXC-MESの業務プロセス連携、
生産ラインでの統合テストを段階的に進め、円滑な本稼働を支援します。
Step 1
現場要件と設備の確認
設備の種類、コントローラー、通信プロトコル、必要なデータ項目、生産設備の管理要件を確認します。
Step 2
設備接続とデータ検証
FIELD system Basic Packageと製造設備を接続し、収集データの正確性と安定性を確認します。
Step 3
EXC-MESとの業務連携
設備データを製造指図、工程、品質、設備管理の業務プロセスと連携し、一体的な生産管理環境を構築します。
Step 4
統合テストと本稼働
実際の生産ラインでシナリオに基づくテストを行い、設備データ、システム連携、運用フローを確認したうえで本稼働へ移行します。
専門チームが各段階の検証を支援し、現場運用や将来の保守要件にも配慮しながら、導入プロセスを適切に管理します。
FAQ
Excellent MESとFIELD system Basic Packageに関するFAQ
ソリューションの位置付け、設備接続の条件、導入方法、上位システムとの連携について、よくあるご質問をご紹介します。
FIELD system Basic PackageはMESですか?
いいえ。FIELD system Basic Packageは、製造設備と接続して現場データを収集し、EXC-MESやその他の上位システムへ送信するための製品です。EXC-MESは、製造指図、工程、品質、設備管理を担います。
FIELD system Basic Packageはどのような設備と接続できますか?
接続可否は、設備のメーカー、型式、コントローラー、通信プロトコルによって異なります。導入前に設備条件と必要なデータ項目を確認し、適切な接続方法を検討します。
既存設備も連携対象にできますか?
はい。既存設備についても、事前に接続条件を確認できます。連携にあたっては、コントローラー、通信インターフェース、取得可能なデータ項目を確認する必要があります。
FIELD system Basic PackageとEXC-MESは同時に導入する必要がありますか?
必ずしも同時に導入する必要はありません。設備条件や管理要件に応じて、まず設備接続とデータ収集から開始し、その後EXC-MESの生産管理プロセスと連携するなど、段階的な導入が可能です。
既存のERP、BI、その他の上位システムと連携できますか?
はい。実際の要件に応じて、生産計画、マスターデータ、製造実績、分析データなどをERP、BI、データ基盤、その他の上位システムと連携できます。
導入前にどのような情報を準備する必要がありますか?
設備一覧、設備のメーカーと型式、コントローラーと通信方式、必要なデータ項目、および現在の生産、品質、設備管理プロセスに関する情報をご準備ください。
設備データと生産管理の連携をご相談ください
製造現場の設備調査やデータ収集から、EXC-MESの業務プロセス連携まで、設備条件と管理要件に応じた導入方法をご提案します。